三国志

夏侯淵は官渡の戦いで特にコレといって活躍してない

夏侯淵伝にこうある。(ちくま訳。2巻p.144) (前略)袁紹と官渡で交戦したときには、督軍校尉を代行させた。袁紹が敗北したあと、兗州、豫州、徐州の兵糧を取りしきらせた。当時、軍には兵糧が乏しかったが、夏侯淵が絶ゆることなく輸送したため勢いをも…

キーワード「献帝」

「字は伯和」とは『後漢書』の注に引く『帝王紀』にあるが、なぜ次男なのに長男を意味する「伯」が用いられているかは分からない。『帝王紀』の誤りかもしれない。なお『後漢書』に本紀が立てられている皇帝のうち本文中に字の記載があるのは光武帝だけのよ…

大学入試の試験官たちが絶賛した作文

よくできたいい話だ。三国志(というか三国志演義)の中にこういう話があると言われても信じるかもしれない。実は「捜神記」の中にあるよなどと言われたら疑いを持たない(実際、「馬の言葉」が分かる名士って捜神記に出てきそうだし)。 でもなんでこれで試…

呉宇森:「三国演義」映画主演は潤発、朝偉、渡辺謙か

ジョン・ウーが三国演義を題材にした映画「赤壁之戦」をいよいよ作るぞっていうニュース。劉備役をチョウ・ユンファ、諸葛亮役をトニー・レオン、曹操役を渡辺謙にオファーしたとのこと。曹操デカイよ曹操。チビじゃないのかよ曹操。周瑜役はまだ決めてない…

三国志メモ

「張飛の妻の夏侯氏」に「夏侯月姫」(カコウゲッキ)という名前を付けたのは三好徹であろうというのが現在の私の考えだが、「三国志大戦」で「夏侯月姫」という名前を使ってるのはアリなんだろうか。それとも三好徹は命名者ではないのだろうか。 三好徹は「…

三国志マガジン

買った。第3号。 夏侯淵の子供の夏侯栄が「幼権」って呼ばれてた。たぶんまだ字はないんじゃない? っていうか息子なんだから名で呼べよ。 曹操孟徳正伝の展開がけっこう早くなってる。董卓は単純に悪人という感じ。「すさまじく暴虐だが革命に邁進しようと…

三国志マガジン 天下三分号

買った。そういえば第一号も買ったけどアレな出来だったために感想をスルーしたことを思い出した。 関羽の話はなかなかおもしろいと思ったけど巻頭カラーの読者サービスはいらないな。あとなんで「劉玄徳」なのに「関羽雲長」なんだろう。「関雲長」でいいん…

凌統(淩統)さんの話

「凌統」のキーワードを立てたのがオレなので気になってるんだけど、 http://d.hatena.ne.jp/ryuzen/20050220#p1 を見たら凌統の享年は四十七だと言っていて、あれっそうだっけ? 49歳って書いてあるんじゃなかったっけ? っていうのが気になったよというこ…

三国志メモ

凌統を登録しようと思ったが、気が変わって貂蝉(これは昨日)、甄姫、姜維を登録する。星彩とやらもそのうち登録しよう。 姜維の記述は記事の取捨選択が恣意的になってしまってるかもしれない。

三国志メモ

京劇では大喬は喬靚(きょうせい)、小喬は喬婉(きょうえん)という名前。

三国志メモ

「三国志演義」を読んでる。全120回で今115回なのでようやく終わりそう。ずいぶん長いこと読んでたなぁ。 で、107回あたりで夏侯覇が「魏には若き名将訒艾がいるから気をつけろ」とかなんとか言ってて、確か史実だと訒艾ってけっこういい歳(というか、おじ…

三国志雑記

ちくまの「三国志演義」を読んでる。原作で夷陵の戦いでの陸遜はオレのイメージと違って小生意気な軍師だったのが意外。というか結局原作ではどの軍師も軍師=完璧というイメージ付けで作られてるのか。 イメージだと「劉備が攻めてきてるのになぜ攻撃しない…

三国志メモ

ちくまの「三国志演義」を読んでる。第六十四回の後半「楊阜 兵を借りて馬超を破る」のくだりは、登場人物が微妙にマイナーであることを除けば屈指のおもしろさだと思う。 第六十五回で劉備が蜀を得て降伏した武官・文官に官位と爵位を与えるくだりがあるの…

映画・赤壁之戦

http://d.hatena.ne.jp/hkcl/20040810#p1 http://d.hatena.ne.jp/hkcl/20040815#p1 http://d.hatena.ne.jp/hkcl/20040816#p3 三国志関連のキーワードを適当にたどってたら見つけた記事。呉宇森(ジョン・ウー)が映画「赤壁之戦」を作るそうだ。ほほぅ。 し…

ジョン・ウーとチョウ・ユンファの黄金コンビ、ついに復活!?

上の記事の補足でeiga.comより。 タイトルは「The War of the Red Cliff」。600年前に書かれた小説の映画化で、1700年前の中国を舞台にした時代劇になるという。 英語のタイトルのほうが意外とカッコいいな。直訳しただけだけど。 あと「三国志」って一言も…

キーワード登録

登録 呂蒙 諸葛瑾 前に登録した「陸遜」の記述が(めんどくさかったので)2行だけになってしまっていて、せめてもうちょっと書き足したいと思いつつほったらかし。誰か「オレが書き足してやる」という人がいたらお願い。 あと「馬超」のスコアが50なのがなん…

三国志メモ

ちくまの「三国志演義」を読んでる。厳顔vs張飛のくだりで張飛がニセモノを先鋒に使って自分自身は草陰にひそんで厳顔の虚をついて攻めるというシーンがあるんだが、張飛に似てる兵がいるのか!? とちょっと思った。前段階で張飛が厳顔をさんざん挑発するけ…

三国志メモ

ちくまの「正史三国志」を読んでる。田疇伝が非常に面白かった。主・劉虞が死んでしまったあと一族や仲間達を率いて山に隠れ住むのだが、そこで田疇を慕う人たちが来てだんだん人が増えてきたので自分で法律を作って秩序を保ったという。スゴイ。 その後袁紹…

三国志リンク

官渡大戦(刺蒼紀より) ここまで(注:官渡の戦いのこと)が三国志の前半物語です。曹操がゼロから頭角を表し、他の群雄たちを打ち破って中原の覇者になるまでの物語。この後、三国鼎立までの流れが後半の物語となるのです。 ち、ちょっと待ってくれ。「三国…

三国志メモ

ちくまの「三国志演義」を読んでる。第四十八回、ホウ統の連環の計も決まり、いよいよ赤壁の戦いが始まっちゃいますよっていう段で、曹操軍の水陸二軍の振分けが、 水軍 中央:毛カイ、于禁 前軍:張コウ 後軍:呂虔 左軍:文聘 右軍:呂通 陸軍 前軍:徐晃 …

三国志メモ

ちくまの井波律子訳「三国志演義」を読んでるんだけどどうも「棋」を全部「将棋」と訳してるみたいだ。「囲碁」と訳すべきだと思う。たいして重要なことでもないけど。 ちくまの「正史三国志」の武帝紀に時期的に死んでるはずの孫堅が出てくる箇所があり、「…

三国志メモ

「死せる孔明、生ける仲達を走らす」が座右の銘です、と書いているサイトを見かけた。 もしこのことわざを使うとしたら、もう死んでいるけれどいまだに影響力の強い人のことをたとえるときに「死せる孔明が生ける仲達を走らせたように、かの人も我々を走らせ…

三国志メモ

「三国志平話」では李粛は飛将軍李広の子孫。呂布と李粛でツートップ扱い。スゴイな李粛。

三国志メモ

井波律子訳「三国志演義」を読んでる。第34回、劉備が荊州の劉表を頼って新野に駐留している時、蔡瑁がそれを疎んじて暗殺しようとするのだが、その蔡瑁の暗殺を予見した劉備がすばやく脱出を図り、逃げられたことを知った蔡瑁が「このまま劉備が劉表殿に報…

三国志メモ

諸葛亮が敵から数万の矢を集めるエピソードは「唐書」の張巡の故事にある、らしい。「新唐書」第百九十二、忠義列伝にあるそうだ。 これを八犬伝の第百六十一回で犬川荘介が作中で解説しているのだとか。 雑喉潤「三国志と日本人」に書いてあったことなのだ…

三国志キーワード

こんなに登録するかどうかは分からないが、とりあえず並べておく。 魏 曹操 曹丕 曹植 夏侯惇 夏侯淵 曹仁 曹洪 張遼 楽進 于禁 張郃 (張コウ) 徐晃 李典 典韋 許褚 (許チョ) 荀紣 荀攸 郭嘉 程碰 賈詡 (賈ク) 劉曄 陳羣 司馬懿 訒艾 鍾会 呉 孫堅 孫…

三国志メモ

「満寵はバリバリの武官。なぜなら太尉に就いたから」と誰かが言っていた。ちょっと意味が分からない。太尉ってバリバリの武官が就く官位だっけ? 調べてみようと思う。

三国志メモ

この間の続きというか関連事項。徐幹が仕官したのは曹操が司空だった頃らしい。なお徐幹は建安七子の一人だがその中で唯一「文選」に作品が掲載されていない謎の人。謎というほどでもないが。 粛々と読み進めていた蒼天航路は29巻まで進み、ついに荀紣が死ん…

三国志メモ

張松の字は三国志演義では永年。正史三国志では不明。華陽国志によると字は子喬。 蒼天航路の18巻で程碰が北方4州で召し出した人材のうち徐幹と邯鄲淳が24巻でまた登場する。徐幹は司馬懿と同様召集に応じず隠棲していることになっていて、邯鄲淳はいつの間…

キーワード登録

登録 夏侯淵 そろそろ登録したい 張遼 郭嘉 袁術 荀紣は登録可能? 別にどうでもいいけどWikipediaの三国志人物記事一覧のページで「夏侯淵」「夏侯惇」が「夏候淵」「夏候惇」と地味に間違ってたので直した。あと曹仁が2回書いてあるように見えるがどうい…