2004-04-01から1ヶ月間の記事一覧

eye

いいともにミムラさん。まだ19歳だったのか。「お友達」が陣内孝則なのがガッカリ。そこで三村だろ! オレメモ:彼女はジャイアンと同じ6/15生まれだ。

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最近トリビアを見てないので高橋克実の例のアレについていろいろ書きたくても書きようが無い。なにがあった。

トイ・ストーリー2

TBSで映画「トイ・ストーリー2」を放送。そのオープニングとエンディングに川平慈英が出てた。それはまぁいい(うるさかったけど)。 そんな川平がプレゼントクイズが終わって一言。 「今日は『トイ・ストーリー2』を中心にお送りいたしました」 いや、そ…

Sledge Hammer Web ■2004年4月27日 (火) 23:48 より そんなにうんちくが好きなら「中山きんにくん」に習って「上田うんちくん」になってしまえ! それ面白いなぁ。「おいオレのうんちく、おい!」

どうも、ただいま

id:kawabe:20040427#0000000003さん、どうも。 太宰はそれほど深い意味はないですが、まぁ好きな作品なのでなんとなく。

オレメモ

くりぃむ上田:仲間由紀恵の舞台>内P

駈込み訴え/太宰治

太宰治の名作「駈込み訴え」です。 id:wata300:20040427からお読みください。 主人公の名前を書いただけでネタバレになってしまう作品。

駈込み訴え/太宰治

申し上げます。申し上げます。旦那さま。あの人は、酷(ひど)い。酷い。はい。厭(いや)な奴です。悪い人です。ああ。我慢ならない。生かして置けねえ。 はい、はい。落ちついて申し上げます。あの人を、生かして置いてはなりません。世の中の仇(かたき)…

駈込み訴え/太宰治

First → id:wata300:20040427 Back → id:wata300:20040427ペテロに何が出来ますか。ヤコブ、ヨハネ、アンデレ、トマス、痴(こけ)の集り、ぞろぞろあの人について歩いて、脊筋が寒くなるような、甘ったるいお世辞を申し、天国だなんて馬鹿げたことを夢中で…

駈込み訴え/太宰治

First → id:wata300:20040427 Back → id:wata300:20040426世の中はそんなものじゃ無いんだ。この世に暮して行くからには、どうしても誰かに、ぺこぺこ頭を下げなければいけないのだし、そうして歩一歩、苦労して人を抑えてゆくより他に仕様がないのだ。あの…

駈込み訴え/太宰治

First → id:wata300:20040427 Back → id:wata300:20040425私はあの人に説教させ、群集からこっそり賽銭(さいせん)を巻き上げ、また、村の物持ちから供物を取り立て、宿舎の世話から日常衣食の購求まで、煩をいとわず、してあげていたのに、あの人はもとよ…

駈込み訴え/太宰治

First → id:wata300:20040427 Back → id:wata300:20040424けれども私は、それを恨みに思いません。あの人は美しい人なのだ。私は、もともと貧しい商人ではありますが、それでも精神家というものを理解していると思っています。だから、あの人が、私の辛苦し…

駈込み訴え/太宰治

First → id:wata300:20040427 Back → id:wata300:20040423そうおっしゃってくれて、私はそれを聞いてなぜだか声出して泣きたくなり、いいえ、私は天の父にわかって戴かなくても、また世間の者に知られなくても、ただ、あなたお一人さえ、おわかりになってい…

駈込み訴え/太宰治

First → id:wata300:20040427 Back → id:wata300:20040422私の村には、まだ私の小さい家が残って在ります。年老いた父も母も居ります。ずいぶん広い桃畠(ももばたけ)もあります。春、いまごろは、桃の花が咲いて見事であります。一生、安楽にお暮しできま…

駈込み訴え/太宰治

First → id:wata300:20040427 Back → id:wata300:20040421なんであの人が、イスラエルの王なものか。馬鹿な弟子どもは、あの人を神の御子だと信じていて、そうして神の国の福音とかいうものを、あの人から伝え聞いては、浅間しくも、欣喜雀躍(きんきじゃく…

駈込み訴え/太宰治

First → id:wata300:20040427 Back → id:wata300:20040420私は、なんの報酬も考えていない。あの人について歩いて、やがて天国が近づき、その時こそは、あっぱれ右大臣、左大臣になってやろうなどと、そんなさもしい根性は持っていない。私は、ただ、あの人…

駈込み訴え/太宰治

First → id:wata300:20040427 Back → id:wata300:20040419お聞き下さい。六日まえのことでした。あの人はベタニヤのシモンの家で食事をなさっていたとき、あの村のマルタ奴(め)の妹のマリヤが、ナルドの香油を一ぱい満たして在る石膏(せっこう)の壺をか…

駈込み訴え/太宰治

First → id:wata300:20040427 Back → id:wata300:20040418すると、あの人は、私のほうを屹(き)っと見て、「この女を叱ってはいけない。この女のひとは、大変いいことをしてくれたのだ。貧しい人にお金を施すのは、おまえたちには、これからあとあと、いく…

駈込み訴え/太宰治

First → id:wata300:20040427 Back → id:wata300:20040417私は、あの人の言葉を信じません。れいに依って大袈裟(おおげさ)なお芝居であると思い、平気で聞き流すことが出来ましたが、それよりも、その時、あの人の声に、また、あの人の瞳の色に、いままで…

駈込み訴え/太宰治

First → id:wata300:20040427 Back → id:wata300:20040416私の眼には狂いが無い筈だ。たしかにそうだ。ああ、我慢ならない。堪忍ならない。私は、あの人も、こんな体(てい)たらくでは、もはや駄目だと思いました。醜態の極だと思いました。あの人はこれま…

駈込み訴え/太宰治

First → id:wata300:20040427 Back → id:wata300:20040415ああ、もう、わからなくなりました。私は何を言っているのだ。そうだ、私は口惜しいのです。なんのわけだか、わからない。地団駄踏むほど無念なのです。あの人が若いなら、私だって若い。私は才能あ…

駈込み訴え/太宰治

First → id:wata300:20040427 Back → id:wata300:20040414そのとき以来、あの人を、いっそ私の手で殺してあげようと思いました。いずれは殺されるお方にちがいない。またあの人だって、無理に自分を殺させるように仕向けているみたいな様子が、ちらちら見え…

駈込み訴え/太宰治

First → id:wata300:20040427 Back → id:wata300:20040413待ちに待った過越(すぎこし)の祭、エルサレム宮に乗り込む、これが、あのダビデの御子の姿であったのか。あの人の一生の念願とした晴れの姿は、この老いぼれた驢馬に跨(またが)り、とぼとぼ進む…

駈込み訴え/太宰治

First → id:wata300:20040427 Back → id:wata300:20040412群集は、刻一刻とその数を増し、あの人の通る道々に、赤、青、黄、色とりどりの彼等の着物をほうり投げ、あるいは棕櫚(しゅろ)の枝を伐(き)って、その行く道に敷きつめてあげて、歓呼にどよめき…

駈込み訴え/太宰治

First → id:wata300:20040427 Back → id:wata300:20040411その有様を見ているうちに、さすがに私も、この弟子たちと一緒に艱難(かんなん)を冒して布教に歩いて来た、その忍苦困窮の日々を思い出し、不覚にも、目がしらが熱くなって来ました。かくしてあの…

駈込み訴え/太宰治

First → id:wata300:20040427 Back → id:wata300:20040410あの人の信仰とやらでもって、万事成らざるは無しという気概のほどを、人々に見せたかったのに違いないのです。それにしても、縄の鞭を振りあげて、無力な商人を追い廻したりなんかして、なんて、ま…

駈込み訴え/太宰治

First → id:wata300:20040427 Back → id:wata300:20040409やがてあの人は宮に集る大群の民を前にして、これまで述べた言葉のうちで一ばんひどい、無礼傲慢(ごうまん)の暴言を、滅茶苦茶に、わめき散らしてしまったのです。左様、たしかに、やけくそです。…

駈込み訴え/太宰治

First → id:wata300:20040427 Back → id:wata300:20040408馬鹿なことです。噴飯ものだ。口真似するのさえ、いまわしい。たいへんな事を言う奴だ。あの人は、狂ったのです。まだそのほかに、饑饉(ききん)があるの、地震が起るの、星は空より堕(お)ち、月…

駈込み訴え/太宰治

First → id:wata300:20040427 Back → id:wata300:20040407 祭司長や民の長老たちが、大祭司カヤパの中庭にこっそり集って、あの人を殺すことを決議したとか、私はそれを、きのう町の物売りから聞きました。もし群集の目前であの人を捕えたならば、あるいは群…

駈込み訴え/太宰治

First → id:wata300:20040427 Back → id:wata300:20040406いよいよ、お祭りの当日になりました。私たち師弟十三人は丘の上の古い料理屋の、薄暗い二階座敷を借りてお祭りの宴会を開くことにいたしました。みんな食卓に着いて、いざお祭りの夕餐(ゆうげ)を…