三国志メモ

諸葛亮が敵から数万の矢を集めるエピソードは「唐書」の張巡の故事にある、らしい。「新唐書」第百九十二、忠義列伝にあるそうだ。
これを八犬伝の第百六十一回で犬川荘介が作中で解説しているのだとか。
雑喉潤「三国志と日本人」に書いてあったことなのだが興味深いと感じたのでメモ。
馬琴は「三国志」「三国志演義」「資治通鑑」を原書で読破してるそうだ。すごいな。
くだんの「諸葛亮が矢を集める」エピソードは「孫権のエピソードを借りてきた」と聞いていて、その孫権のエピソードは「船に乗ってる時に側面に敵から矢を受けて船が傾いたので逆側の面も矢を受けてバランスを取った」というエピソードで「微妙に違うよなぁ」と思ってたのだが、別のところから取ってた、っていう訳なのね。