「予言」と「預言」は同じ

っていうことを高島俊男週刊文春の連載で何週にも渡って延々と述べているよ、っていうメモ。

  • 英語「prophet」を中国では「預言者」と訳し、日本では「豫言者」(「予言者」)と訳した。(「預」と「豫」は異字体で意味は同じ。ただし日本では「預」は「預かる」の意味)
  • 聖書は翻訳に当たって中国訳を大幅に参考にしたので、「預言者」の字を当てた。他意はない。
  • 時代が下り、いつしか「予言者」と「預言者」は別、という間違った説が一般に流布した。
  • 「預言」とは「文字通り、『(神から)言を預かる』の意味である」という妄言を言い出す人が出てきた。

このまとめは適当なのであまり当てにしないでね。(じゃあ書くなよ)
まだこの話題は続くのかな。また昔の文献をしらみつぶしにあさってたりするのかしら。
いつか、「換骨胎」と書いたら「『換骨胎』でしょ」といわれてびっくりした話(実は中国のもとの語源では「換骨胎」あるいは「胎換骨」こそが正しい)があったな。あ、あんまり関係ないな。