「絶対」は絶対じゃない

「絶対」という言葉は絶対じゃないときに使うものなのだと星新一が昔のエッセイで書いていた。「むしろ『地球は自転しているのです。これは絶対です』なんて言っている人がいたら不安になる」なんてことを書いていておもしろいなと思って記憶していたのだが、オレの中で「かわいいは正義」とか「○○に決まってるだろ、常識的に考えて……」とかも同一カテゴリに属すると気付いた。真顔で「世界平和こそが真の正義だろうに」とか言ってる人がいたら不安になります。
あと「明日テスト? ありえなーい」とかの、本来ありえるはずの「ありえない」も同一カテゴリにいれていいのではと思った。ただなにかちょっと違う感覚もあるけど。
あ、この話の本来の主旨は、オレが「かわいいは正義」と「常識的に考えて」の言い回しが非常に好きだよという報告です。あと「なんという○○、(中略)これは間違いなく××」もよく使いたくなる。でもどうしても○○と××が同一単語になってしまう。「なんという失言。これは間違いなく失言。あ」みたいな。