テレビ局など23団体、YouTubeに削除要請

23団体の詳細はITmediaの記事にあった。

23団体は、日本放送協会NHK)、日本民間放送連盟日本テレビ放送網東京放送フジテレビジョンテレビ朝日テレビ東京テレビ神奈川朝日放送讀賣テレビ放送東海テレビ放送、衛星放送協会、スペースシャワーネットワーク放送大学学園コンピュータソフトウェア著作権協会ACCS)、実演家著作隣接権センター(CPRA)、日本レコード協会RIAJ)、日本音楽著作権協会JASRAC)、日本映画製作者連盟、日本映像ソフト協会(JVA)、日本動画協会、全日本テレビ番組製作社連盟(ATP)、ヤフー。

東京放送」ってのは要するにTBSのことです。

ヤフーは、ゲストを迎えてトーク映像を配信する「ライブトーク」の映像が一部YouTube上に無断でアップされていたため削除要請した、という。

と、わざわざヤフーだけ参加理由を書いているのは「なんでヤフー?」という声が多いだろうことを予測してのことなのかそういうわけでもないのかなんなのか。

ITProの記事を見ると、

23団体は今後,「YouTube社が自発的に著作権侵害対策を講じるように申し入れる予定」(JASRAC広報部)としている。

とある。JASRAC広報部が代表して広報を担当してるのかな。

ZAKZAKの記事。

10月2日から6日までの5日間を対策強化週間と定めて、23団体・事業者が順次、サイト上から著作権侵害を洗い出し、削除を要請。要請翌日までにはすべてのファイルが削除された。JASRACが各社の取り組みをまとめ、集計結果を20日公表した。

JASRACがまとめ役のようだ。

Tech-On!の記事。

今回の強化週間の音頭をとった日本音楽著作権協会JASRAC)は,今後,権利団体で足並みを揃えて,権利侵害対策を講じるようYouTube社に申し入れを検討していくとしている。

この記事では「JASRACが音頭をとった」ということになっている。まぁ、そうなんだろう。たぶん。

たいていの記事では23団体が共同で要請したことを述べている。たとえばITmediaの記事だと、

各社や権利団体はこれまで、YouTubeに対して個別に削除要請を行ってきたが、ぼう大な量の動画が次から次へと許諾のないまま掲載・投稿される事態が続いているとし、9月8日に意見交換会を開いて対応を協議。10月2日からの5日間を「YouTube対策強化週間」とし、同期間中に共同で削除要請した。

とある。他にもIT-PLUSの記事では、

これまでも権利団体などが個別に削除依頼をしてきたが、今月2日から6日までの5日間を「YouTube対策強化週間」として一斉に削除を要請。権利者側が結束することでYouTube側に対策強化を訴えた。

と「結束」という言葉を使っている。その一方で、Tech-On!の記事では、

要請は各団体が個別に行ったもので,23団体としては特にYouTube社に対しての抗議などは行っていない。YouTube社からも,削除の完了を通知する文書が個々に届く以外にはコメントはなかったという。

と個別に要請したとある。矛盾があるように思えるが、よく分からない。まぁなにしろ23団体もあるのだから、いろんな思惑があるんだろうけど。