「漢字をかなに『変換』」?

IQサプリで出てくる問題のヒントとして、漢字をひらがな・カタカナに直すことがポイントであるような問題の場合、「ヒントは漢字をひらがな(orカタカナ)に『変換』すること!」みたいな言い回しをするのが気になる。
なにしろ「変換」だ。ここでいう「変換」はもちろん、パソコンや携帯で何らかの文字列をひらがなで入力、たとえば「へんかん」と入れてやってしかるべき操作をするとあら不思議「変換」っていう漢字になったよ!(「返還」にもなるよ!)、っていうヤツのことだろう。かな漢字変換ってやつだ。まさかフーリエ変換せよといってるわけではないだろう(そりゃそうだ)。
その「変換」に、「漢字をひらがなにする操作」は含まれるのか、含んでいいのか。それが疑問なのだ。「ひらがなを漢字にする操作」を「変換」と呼び、その逆も「変換」と呼ぶ、というのも確かにアリっちゃアリだろう。でも、この「変換」はやっぱり「ひらがな→漢字」の一方通行なんじゃないか。フーリエ変換フーリエ逆変換だって「逆」をつけて区別してるぞ。知らんがな。
いや、「漢字→かなの変換のことは『逆変換』と言え」ってわけじゃないよ。言ってもいいけど。とりあえず「ひらがなに変える」とか「ひらがなに直す」とかでいいんじゃないかな、と。
しかしわざわざ「変換」という語を使うからにはなにかしら意図があるんだろうな。なんだろう。まぁ単に「変換」のほうがカッコいいからとかそんなんか。