イーオンのCM

「100人100色の英会話」をキャッチコピーにしているらしいのだが、文字で「100人100色」を見てもどうってことはないけど、ことばで「ひゃくにんひゃくいろ」って言われるとちょっとびっくりする。「ひゃくいろ」なの?
まぁ「じゅうにんといろ」のもじりなんだから「ひゃくいろ」でいいはずなんだけど、どうもなぁ。ただ、もし「ひゃくしょく」って言ってたら逆に、「ひゃくしょく」なの? と思うんだろうけど。
てゆうか「十人十色」って「十人」はどうとでも変えられるけど「十色」はほかのどの数字に変えてもおかしくなるな。「ひといろ」とか「ふたいろ」ってないもんな。なんで「といろ」だけはあるんだろう。なんで、ってこともないか。成句なんだし。
ちょっと別の例で考えてみよう。たとえば「一人二役」をもじって「ひとりさんやく」とか言ってもべつにびっくりしないのは「役」はどうしたって「やく」としか読みようがないからだ。うん。
でも「数字+色」のばあい「しょく」って読んじゃうんだよなぁ、どうしても。
そういう意味でいえば「三者三様」をもじって「100者100様」にしてしまうほうがいい……のだが、これだと分かりづらいよなぁ。「三者三様」は「十人十色」とちがって本当に「三者」しかないときにだけ使うことばだからなぁ。「よんしゃよんよう」ぐらいだったら言うかもしれないけど。