視聴率主義に『殺された』ドラえもん

ドラえもんの企画協力に「視聴率200%男」という異名を持つ放送作家安達元一がかかわっていたという話。Yahoo!で「ひみつ道具コンテスト」を展開したり千秋を新声優に推薦したりしたのも彼らしい。で、まぁ、当然のことながらコアなファンからは叩かれると。
あの「大山ドラ復活」のウソ煽りを作ったのもこの人だったのか。あの時はだまされた。
そもそも新声優自体をいまだに認めてないオレだが、「大山ドラ復活」にだまされてうっかり見てしまったときにこう書いたことがある。

いつかテレ朝がドラえもんを『殺す』ような気がしてならない、とそんなことを勝手に心配している。

そして今も、勝手に心配してるわけだが。
そもそも上の記事で引用されている「安達元一のブログ」は読まなきゃよかった。「テレビは視聴率が全て」という事実は分かってはいたが知りたくなかった。「内容がよければ視聴率なんて関係ない」という幻想に浸っていたかった。
うう、あの視聴率主義に内Pも殺されたのだなぁ。「内村さまぁ〜ず」として復活(という表現が適切かは分からないが)できてよかった。
しかし、最近は「視聴率はそんなによくないけどDVD/グッズの売り上げがいいから」みたいな別の評価軸が使われることも多いようなので視聴率第一主義は薄れつつあるのかと勝手に思ってたが、違うのだな。
最後に、「安達元一氏は悪くないのではないか」というコメント欄の意見は確かにもっともだとは思う。そもそもの責任は「視聴率を上げるため」に彼を起用したテレ朝にある。とはいえドラミの新声優の決定にまでかかわっている(氏のブログでの証言を信じるならば)のなら責任がないとは到底言えない。「ドラえもん」に必要なのは話題性ではなく、内容であり、信頼だ。