38府県(+「北海道」+「沖縄」)時代の日本歴史地図(明治12年)

今の47都道府県になる前、府県統合によって38府県+αになった状態の地図。(38府県になったのは明治9年(1876)から)

画像は「x768(int64)の物置」でダウンロードできる「日本歴史地図」からコピーしたもの。
全体的になんだかすっきりしていて「これはこれでおもしろいじゃない(byのび太)」。
現在の都道府県と比べてどの県がないのか、とりあえずじっくり考えてみてください。答えは全部で8つ。思い出すまでにかかる時間によって脳年齢が分かります(ウソ)。

  • 府県統合は明治9年(1876)4月18日と8月21日の二度にわたって行なわれました。
  • 北海道11国が「北海道」というひとつの区分になるのは明治19年(1886)から。
  • え、11国もないって? 書いてないけど「千島国」っていうのがもうひとつあるんです。
  • 「東京」は「東京府」です。よく見ると現在の東京都よりも狭い。(多摩地域 - Wikipedia参照)
  • 沖縄県」の成立は明治12年(1879)4月から。つまりちょうどこの年。
  • だから地図は「39府県」なんだけど、そもそも「38府県」時代についての記事を書こうと思ってたのでなんか中途半端なタイトルになった。
  • 「堺県」は明治14年(1881)2月に大阪府編入
  • 境界は正確なものではないようですが、それにしても長野県が若干大きいのが気になる。

以下、参考サイト。

Wikipediaの文中に「一時は37府県まで減った」とありますが、「37府県」だった状態は実際にはないようです。というのも、「堺県」が大阪府編入されたのは明治14年(1881)2月で、それより先に徳島県明治13年(1880)3月に高知県から分立されているから。それになにより沖縄県の成立が明治12年(1879)4月からだし。


で、「どの県がないのか」の正解は、富山、福井、奈良、鳥取、徳島、香川、佐賀、宮崎でした。
なお、正直ちょっとこれ「意外と『無い』ほうがすっきりしていていいかもなー」と思ったのは内緒です。内緒ですったら。
福井がないために滋賀が海に面しているのがなんとなくおもしろいと思いました。