ネタバラシ(違

もう議論も終わりってことで言うけど、今までid:naka64さんの立場から意見を言ってきたけど実際のところオレは「誤爆容認派」で「キーワードは基本的によほど削除されうる理由がない限り削除するべきではない」という主張を折に触れて言ってる人間なんで、実は本来の主義に反する意見を(なぜか)述べてたのだ。てなわけでそろそろもともとの立場に戻りますよ。
ところで誤爆の事について言うと、「ミスヒットは嫌だ、嫌なものは嫌なんだ」という主張をもつ人と「ミスヒットは別に気にしないからいいよ」という主張をもつ人がいたとして、二者が議論するとどうしたって誤爆否定派の方が勝ってしまう、というか、許容派は「気にしない」ぐらいしか言える意見がないのに対して、否定派は「可読性の低下が……」とか「検索性の低下が……」とか果ては「サーバにかかる負担が……」とかなにやら理屈っぽい意見をたくさん言う事ができるのでちゃんと議論しようとすればするほど許容派の方が不利になってしまう。
個別に反論するのはできる。「誤爆のリンクが邪魔」→「CSSで見栄えを調整すればいい」、「正ヒット率が下がる」→「そもそもミスヒットしない語で辿ってもどうでもいい日記に当たる事がある」、「サーバの負担が」→「知るかボケ」とか。すり替えテク気味(特に2番目あたり)だけど。
だからミスヒット議論では「そもそもミスヒットは気にしない」という意見を今さら言い出すということはまずない。統計的な事実を出す、つまりいわゆる「ミスヒット率」を持ち出してきて「最近の20件の使用傾向を調査したところ10件がミスヒットでした」といった数値をまず出して「8割ミスヒットなら削除になりうる」「5割くらいだからOKだろ」みたいな話をするのがいい方法だ、ということになっている。まぁ何%が適正値なのかははっきりした基準があるわけじゃないんだが、この方法ならあとはお互い妥協できる値で結論付ければいいだけなのでやりやすいことはやりやすい。
で、今さら「そもそもミスヒットなんて別に気にしない」というところから議論するのを見たのは久々で、「なにか勝ち目のある理屈を持ってるのかな」と思ってたら別になかった(ように見えた)のでさすがに味方しづらくなった。
どうしたって「ミスヒットを削除理由になり得るものとする、という慣例ルールは、必ずしも納得いくわけではないが、現状では止むを得ない」と結論付けざるを得ない。少なくともオレはそう結論付けちゃった。反論できそうにないんだよな、どうも。それを伝えたかったのだけれども、結局それを説明するのに難儀してた気がする。


あと、http://d.hatena.ne.jp/sshi/20040928#p2になにか意見を述べたり反論するようなところがあれば反論したりするのがいいんだろうけど、何も思いつかなかった。ようやく着地点にたどりついたような気がする。「賛意のリファ」を送らせていただきます。